2014/02/16

カヤックフィッシング事始;X-13を選んだワケ

2012年の春よりカヤックフィッシングを始めました。
いろいろな理由でカヤックを購入し現在に至るのですが、それはまたそのうち。

安価なものではないので、最初の艇の選択にはいろいろと熟考。
最終的にMalibuKayaksX-13を購入し、現在に至ります。

X-13;進水式の模様
















以下の理由でX-13を購入しましたが、非常に満足しています。

1.ある程度長い艇
いろいろと勉強して、「長い艇は足が速く波に強い」ということを知りました。
ワタシのメインとする海域は風に弱く、ちょっと風が吹くとすぐにウサギが飛び始めます。
船の重量や車載のことを考えて、13-14フィートの艇にしようと決めました。

2.丈夫であること
最初の艇であるため、「どんなに大事に乗ってもある程度の傷はやむなし」と考えました。
加えて、出艇場所がサーフ/砂利浜/ゴロタ/低い磯と変化に富むため、頑丈さを優先してポリエチレン製の艇に決めました。

3.コストは大事
カヤックフィッシングを始めるに当たって、初期コストをざっと計算したら15-20万円ぐらいになりました。少ない小遣いを有効活用するためにも、「予算内で納得の行く船」を必死で検討しました。

その結果がX-13というわけです。


初めて乗った時に、「ひっくり返るかも」という不安はほとんど感じませんでした。
購入前に海関係のイベントに積極的に参加して、何台かツーリング艇やスラローム競技用のカヤックに乗せてもらいましたが、いずれの艇よりも安定しています。よっぽどのことがなければ沈することはないだろうと思うほどの安定性です。過信は禁物ですが・・・

ある程度の長さもあり(13ft10in=約4.2m)、ポリエチレン製のシットオントップとしては、足が速いほうだと思います。無風時に普通に漕いで4.5-5km/h、必死に漕いで7-8km/hぐらいのスピードです。
キールが立っているので直進安定性も良く、後ろから波に押されても一気に横を向くことが少ないという特性がありました。天候急変時にはこの特性にかなり助けられました。

また、フラッシュマウントロッドホルダ4発、巨大なリアラゲッジ、有り余る容量のバウハッチ/センターハッチ、両サイドハンドルに付属するパドルホルダー(ゴムバンド)と、装備も充実しています。

不満点としては、

・重い
ポリ艇なので仕方ないですね。ただしカタログ値の27kgは絶対サバ読んでる(笑)
ただこの重さは、カヤックの安定性に少なからず貢献していると思います。
「ロングホイールベースと、そこそこの重量は(高速)安定走行のキモ」という点は、クルマと同じで面白いなあ。

・なんじゃこりゃのドレンホール&ドレンプラグ

ドレンホールが船体に穴あけてポリにねじ切っただけで、そこに力ずくで
ドレンプラグをねじ込むつくり(笑)
あんまりなので紛失防止も兼ねて、ベース付きのドレンプラグに変更しました。
※2012年以降のモデルは、標準でベース付きドレンプラグが装備されています。

個人的にはゲーターハッチもいらんかなと思ってはいます。
出っ張りが邪魔でフロント回りに長尺ものを固定しにくい・・・





個人的には非常に性能バランスの取れた艇だと思います。
価格も10万程度で、性能の割りにリーズナブル。初めてのカヤックにはオススメです。


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